【レビュー】質感良き低音 64Audio U4-SE (Apex)
- No.44
- 2017年12月15日
- 読了時間: 5分
どうも、No.44です。
自分は飾り棚にイヤホンスタンドと同数だけイヤホンを所持する!という心構えでいたのですが、
もう定員オーバーしかけています…
FinalさんのMakeシリーズ、思わず出資しちゃいました。
Finalといえばシングルドライバでチューニングの妙で音を追い込むメーカーというイメージが有りましたが、今回はハイブリッドと3ドライバモデルもあるという事で、自分はハイブリッド構成の"Make2”を選択しました。
届くのは来年8月予定と結構先ですが、今から楽しみです。クラウドファンディングは届くまでのメーカーの試行錯誤の過程を見るのも面白いものです。
さて、これをクリアするにはイヤホンスタンドを追加するか、どれか一機を手放さないといけないのです。
・・・・・・届いてから考える事とします。
話は戻りまして、
EarStudioの記事にも登場しましたが、そういえばApexモジュールでのレビューって見かけないよねという事で
今回は64AudioのU4-SE(Apex)についてレビューを行っていこうと思います。

入手はMassdropにて⇒Massdrop-64 Audio U8 & U10 IEMs
64AudioのU10も同じくMassdropにて入手する事となったのですが、64Audioのドロップって結構発送までが早い印象を受けますね。今までもドロップ終了から届くまで一月掛かっていないです。
それより前に募集していたNobleAudio K10Uを追い越してしまったそうで。(発送遅延があったみたいですね)
U10についても今度レビューを書きたいと思います。
そもそも64Audioのグループバイ案件はASIUS(ADELモジュールの製造元)とのいざこざがあってAPEXに移行したタイミングだったり、今回のモデルチェンジのタイミングだったりと都合よく在庫処理に使われている様な気がします。
まぁ64Audio直販のB-StockセールやBFセールとそこまで変わらない価格で入手出来ますし、おま国もされないので良しとします。
【外観について】

ADELモジュールタイプと違うのはApex版は刻印がどちらも「64AUDIO」である事ですね。
イヤホン自体のサイズがとても小さく耳への収まり・フィット感は上々。

グレーの半透明なシェルでみっちり詰まったドライバーと配線の赤緑のアクセントが効いており、中々格好良い見た目してます。
私もその見た目につられて購入してしまいました。
好きなんですよね、スケルトン。

音導管は下の画像の様に低音・Apexモジュール用、中高音用で2ボア仕様となっています。
特に低音の音導管はApexモジュールの方向を向く様に合流しており、U4とのチューニングの違いに影響しているのかも知れません。

ボア形状は有名な呼び名としてブタ鼻とかありましたが、これは三日月型とか呼べば良いですかね。
最近Massdropにて募集されていたPlus Universal IEMsも同じ様な形状をしていました。
実はこれにも参加してしまったので、来年2月(予定)届いたらレビューしようかと思います。
【音質について】
ADELモジュールとの大まかな違いについては、音空間の広さ・開放感はADEL、音の密度についてはApexといった意見が多いですね。自分は手持ちにADEL機はありませんが、過去に試聴した感想から大体同じ様な意見です。
もちろん一般的な密閉型イヤホンに比べるとApexも十分開放感はありますよ。
64Audioのイヤホンは独特の音場感がありますね。頭のちょっと外の方から音が広がってくる印象があります。 U4も一度eイヤホンさんにて試聴した事があるのですが、「解像度を維持したズドンと芯の太い低域」・「圧(負担)の少なさ」と相反するものが両立されている様に感じました。かなりの低音番長なんですが、解像度は担保されてるんですよね。Trapとかベースミュージック流した時は多分にやけてたと思います。 U4を聴いた上でU4-SEを聴くと低音番長というか、やんちゃさが影を潜め、割とバランスの良い纏まった音に感じられます。(自分が単純に低音好きなだけかも知れないですが…)
それでも第一の特徴として挙げられるのは低域で、
Apex機構の恩恵か、音圧はそこまで強くないながら量感は十分、しっかり沈み込みも感じられます。
音の輪郭もはっきりしているのでリズム隊をしっかり追う事が出来ますね。
中域については、十分明瞭感が感じられ低域にマスクされずに聴く事が出来ます。 ボーカルについてはちょっと離れ気味で、好みが分かれる個所かも知れません。
洋楽やインストもの等と相性が良い様に思います。
高域については、硬めの鳴り方で抜け感は余り無いですが歯切れよく纏まっています。
(どこかで"クリスピーな高音"と言った評価を見た気がしますが、確かに当てはまっている様に感じました。)
【感想とか】
実はこの記事を書いている最中にU10が到着してしまったのですが、
やはり中高域の滑らかさや粒立ちの良さはU10に軍配が上がってしまう所はあります。
ですが、低域の質感や量感についてはU4-SEに光る所があり、個人的に好みです。
全体のバランスを破綻させず、聴きたい所はしっかり聴かせてくれる良い機種です。
(あと見た目がカッコイイですよね)
ちょっと心残りなのが、Apex機にはADELモジュールは取り付けられないのです…逆は可能みたいですね。
たとえいざこざが過去にあったとしても互換性は残して頂きたかったですね。
ADELのMAMモジュールの様にApexにも個人の好みで微調整の出来るモジュールが登場して欲しいものです。
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