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  • No.44

【レビュー】NobleAudio FoKus Pro TWSイヤホンの一つの到達点

更新日:2022年12月4日

どうも、のんよしです。


今回はこちらの完全ワイヤレスイヤホンを購入しましたのでレビューしていきたいと思います。


NobleAudio FoKus Pro
NobleAudio FoKus Pro

H-ANCの記事でちょっと迫力があり過ぎて疲れるとは書いていたのですが、やはりあの迫力と高解像なサウンドが忘れられずふらふらとeイヤホンに立ち寄ってしまったのが運の尽きでした。聴いてみて五秒、これは買いだと即断即決で購入を決めてしまいました。ちょうど中古セールの日と言うのもあって結構お得に入手出来たと思います。

Twitterでとある方とDMでTWSイヤホンについて語り合っていた際にその相手方がFoKus Proを買ってしまってから他の完全ワイヤレスは全て売り払ってしまったという話やH-ANCが音のシャワーならProは音の滝と言う話を聞き尚更気になってしまっていたのもありますね。確かにあの音が押し寄せてくる様な迫力あるサウンドはまさに滝でした。あれをTWSでやってしまうんだから恐ろしいですね Noble Audio さんは…


それでは本題に入っていきましょう。

 

【スペック】

公式に大体書いてあるのでこちらのリンクからどうぞ。結構下の方に記載があります。


【使用感】

  • フィット感:IEM然とした形状をしており小振りな筐体なので耳への収まりが良いですね。H-ANC程の固定感は無いですが、スポーツなど激しい運動などをしない限りはまず落ちる心配は無いでしょう。後述するイヤピ選びが重要ですね。

  • イヤピ:今回は純正イヤピでフィットするものは無いか色々と試してみました。FoKus Pro付属のイヤーピースは標準タイプからダブルフランジタイプまであり、結果として標準タイプに収まりました。自分の場合少し小さめのイヤピで耳の奥まで押し込んでフィットさせる方がしっくり来るみたいです。もちろん私の愛用しているHorn-Shaped TipsやAZLA SednaEarfit MAXにして音楽を楽しむのも良いでしょう。

  • ケース:マグネットが内蔵されており、パチッと収納できます。筐体に指が引っかかる部分等は有りませんが取り出し方にちょっとしたコツがあり、それが分かると簡単に取り出せる様になります。内側から外に向かってイヤホン本体を倒し込んで行くと楽に取り出せます。ケース自体は金属のさらさらした触り心地で指紋も残りにくく結構気に入っています。(下記画像参照)

  • バッテリー:バッテリー持ちは非常に良いです。5~6時間使ってもまだまだ余裕ある感じでした。加えてケースでも3~4回充電可能とあれば、まず1日2日使い倒しても何とかなりそうなレベルではあります。最近のTWSイヤホンは本当に凄いですね…!

  • 操作感や接続性:H-ANCにはありませんでしたがこちらはタッチ音がしっかり鳴りますのでちょっと安心感があります。しかし曲飛ばしや音量調節の際に連続タッチしてもタッチ音は1度しか鳴らないのでご注意下さい。タッチの反応は一瞬溜めがありますが個人的には許容範囲内。接続性はそれなりですね、悪くは無いんですが1階にスマホ、2階にイヤホンとなるとブツブツ音が途切れる様になりました。ポケット運用であればそれほど困る事は無いと思います。

  • 通話機能:音質は通話出来なくもないレベルですがH-ANCよりもう少しマイク性能が微妙でしてもうちょっと大声で喋るか静かな場所じゃないと中々相手に聞き取ってもらえない様に感じました。通話メインで使うなら他のイヤホンを用意した方が良いでしょう。

  • 拡張性:H-ANCと同じく専用のアプリで機能やサウンドのカスタマイズが可能です。一度アプリで設定すれば以降他の音楽ストリーミングアプリ等でも同様の操作や音質が適用されます。細かい所は前回のH-ANCの記事をご参考下さい。※アプリとイヤホンが繋がらない等の不具合については自分の場合、スマホの位置情報をONにする事で解決出来ました。参考になれば幸いです。

  • メンテ:有機的なデザインの筐体ではありますが、指やクロス等の入りにくい箇所は無く、汚れてもウェットティッシュで気軽に手入れできます。樹脂製で黒い筐体なので皮脂の付着が目立ちやすいですね。気になったらすぐに拭くのが吉です。

 

【音質について】

※上の表は音の量感を表したグラフで、高いほど高音質と言う訳ではないのでご注意下さい。環境はPixel4aでコーデックはaptXになります。エージング時間は中古の為不明。


【低域】

H-ANCに傾向が似ており締まりがあり若干タイトな印象ですがズン・ドシンと重みが感じられます。弾力のある低音でキック類が弾むため音に立体感が感じられます。圧迫感はそれなりにありますが聴き疲れするレベルではなく他の帯域を邪魔せずにウーハーとしての役割をしっかりと果たしてくれている印象があります。輪郭も比較的はっきりとしておりDDの良さを活かしきっています。サウンドステージも相応に広く感じます。


【中域】

ボーカルは刺さる手前まで出て明るく解像感や明瞭さを感じます。籠り感とは全くの無縁で近い距離間でボーカルに集中する事が出来ます。刺さる寸前とは言いましたが実際に刺さる事は余り無く、ギリギリのバランスで上手く角を丸めておりチューニングの妙を感じられる仕上がりになっています。傾向はウェット寄りでしっとりとしたボーカルも非常に上手く表現してくれます。


【高域】

しっかりと前に前に主張してきます。TWSイヤホンでこれ程高域の伸びを感じる機種は今まで聴いた事がありませんでした。H-ANCよりより高く伸び余韻も少なくスカッと抜ける感覚が非常に気持ち良いです。金属的な響きも感じられハイハットなど金物類の煌き感が感じられます、残響感はTWSにしてはある方ですね。この主張が強めな高域に苦手意識を受ける方も居るかも知れません。


【全体】

H-ANCと同じくシャープで寒色系(クール)な音なのですが迫力が感じられ、解像感というか音の滝を浴びている様に錯覚させられます。弱ドンシャリ系ですがボーカルが疎かになっている印象は全くなく、全帯域が前へ前へと主張した結果その様に感じられるイメージです。その調和のバランスが非常に素晴らしいです。情報量が非常に多く密度の高いサウンドでどの帯域に集中してもその解像感を感じられるのはFoKus Proならでは。

各帯域の繋がりについてはちょっと粗さを感じる部分も無くは無いのですがその粗さが良い意味でスパイスになっており、聴けば聴くほど癖になるバランスになっていると思います。低域は程よくふくよかに、中高域はシャープでギラギラにって具合でどんな曲でも大迫力でノリノリ、ハイテンションで楽しめるイヤホンに仕上がっていると感じました。

音の定位はかなりしっかりしており、楽器の位置を判別するのも容易です。

【FoKus H-ANCとの比較】

改めて両機保有して聴き比べてみると、H-ANCの方がマイルドで耳ざわりの良いサウンド、Proが更に中高域が伸びる様になりより明るく明瞭でワイドレンジになっていると思いました。これはエージングによる差なのかは分かりにくい所ですが、前述したとおりH-ANCが音のシャワーならProは音の滝と言った具合でしょうか。しっかりと上位モデルと下位モデルの音の差を感じされられました。

 

このレベルのサウンドであれば有線5~10万レベルとも余裕で渡り合っていけるサウンドだと感じました。音に妥協せずに手持ち達の中にも埋もれずに日常的に使っていけるのでありがたい限りです。流石はTWSイヤホンで最高級クラスなだけありますね。


いやほんとNobleAudioさんの次回作にも大期待ですね!


後心残りなのがfinalのZE8000ですかね。それとFoKus Proを是非とも比較してみたいものです。ハイブリッドサウンドが好みな自分に果たして合うのかどうか…


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