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【レビュー】低価格中華イヤホンの底力 KZ ZS5

  • No.44
  • 2018年1月28日
  • 読了時間: 5分

どうも、No.44です。

前回の更新から ガジェット や イヤホン類 の到着も落ち着き、大分間が開いてしまいましたが、

今回は先人の方々が散々レビューしたであろう 中華イヤホン 、

KZ ZS5 を購入しました。

【前置きとか】

KZのイヤホンは結構前に、ZS3を購入して「安いのに中々バランスの良い音だなぁ」と驚いたものですが、

そうこうしている内にポンポンポンと新たなイヤホンを低価格帯へ投げ込んできたのがこれ。

5000円を切る価格で 2BA+2DD という破格の構成。ずっと気になってはいましたが、

こういった中華イヤホンは人柱が特攻して阿鼻叫喚の絵図となるのが、割とお決まりの流れだったので

暫く待ってある程度、ロットの精度のバラつきや評判等落ち着いてからのんびり評価しようと思っていました。

やはりこの形状、某〇amp〇ire Audioのイヤホンを彷彿とさせる佇まい、

まぁプラ素材にそれっぽい塗装をしただけなので、ひんやりともしませんしとにかく軽いです。

購入は、 中華ショッピングサイトの大手の一つ GearBest にて、

クーポンを使用して約2000円ほどで購入しました。

結構頻繁にクーポンコードが配布されており、「ZS5 クーポンコード」とかで検索すれば

まだ使用可能なコードが出ていたりするので、出来る限り安く買うなら今の所はこのスタイルになりそうです。

(ちなみにアマゾンだとこの記事を書いている時点で3,4千円台、割高に感じちゃいますね。)

それでは、何番煎じとも知らないレビューを行っていきたいと思います。

 

【付属品・使用感について】

まず化粧箱は事前情報で知っていた簡易版とちょっと違って、最初からイヤホン本体が見えている訳でなく

1層多く包まれていますね。以下にロットについて述べてますが、箱もバージョンアップされたのでしょうか。

他は簡易版と言う事で、イヤホン本体・2pinケーブル・イヤーピース・取説&ワランティカードとなっています。

イヤーピースは先端に放射状に溝の入ったもので、ちょっと固めの素材でフィット感は微妙ですね。

自分好みのものに付け替えた方が良い様に感じました。

ケーブルは今回リモコン付きのものとなっており、ゴムゴムしたチープなケーブルですね。

タッチノイズも大き目なので気に入らなかったら同社のアップグレードケーブルを購入した方が良いです。

Amazonでも1000円弱で購入出来ます。

まぁこの価格と考えるとしょうがない気もします。価格である程度妥協できるのが中華イヤホンらしいです。

安さって正義。

 

【ロットについて】

第一に ZS5 は新旧ロットが存在するみたいですね。

新ロットでは音質向上の為に、「BAドライバー」の変更、「ドライバーレイアウト」の変更が行われているとの事で、大幅に改良が加えられているみたいです。

旧ロットでは下の画像の様に、イヤホンのステム部に高域用BAが1基、ハウジング内に超高域用BAが1基、

ダイナミックドライバーが2基となっています。

新ロットのレイアウトについては、今までハウジング内に収まっていたBAドライバーを

ステム先端に持って来ており、並列に2個並ぶ配置となりました。勿論ドライバーも変更されています。

こちらが新ロットのドライバ配置図です。

ロットの判別方法としてはデスクライト等の強めの光を当てるだけで、メッシュの間から丸いBAの音導管が二つ見えれば新ロットと言う事になります。ちなみに私の所に届いたのは新ロットでした。ちょっと得した気分です。

 

【音質について】

暫く鳴らしてからの試聴ですが、聴感上の音のバランスは下の画像の様に感じました。

※大まかなイメージがしやすい様に今回から簡単な図を付ける様にしました。

【高域】

聴いてみてまず感じたのが、ハイハットやスネア等のアタック感が強いこと。

BAらしい金属的な響き、エッジの立った音でここは好みが別れそうな所です。

高域の残響感というか上方向への伸びの様なものはそこまでありませんでした。

【中域】

ボーカル等の中域については、主張の強い中高域に押されがちですが極端に引っ込んでいる訳では無いです。

ドライ系の音で明瞭感は悪くないですが、線の細い印象を受けました。

【低域】

意外と締まり・芯のある音で量感は高域と同じかちょっと少ない位の印象です。

解像感自体は価格なりでまぁそこそこ。

サブロー成分は少な目で、キックがドンとストンの間位の印象で沈み込みが浅く、軽めの音に感じました。

ここは音の暖かみに影響するので寒色系の音になるのも納得。

【全体的な印象】

低域と高域にピークがあり、ちょっと高域寄りなドンシャリ系と感じやすい音作りとなっています。

全体的にメリハリのある音となっており、解像感が有る様に感じやすいかと思います。

人によっては聴き疲れし易い音に感じるかも。

低域の沈み込み・広がりはそこそこ、音場感はそこまで広くない印象です。

【リケーブル】

試しに、Estron 2pin Bax にリケーブルして聴いてみました。思っていたよりも挿し難さとかは無かったです。

感想としては高域のエッジが丁度良い塩梅にマイルドになり、低域の沈み込み、量感が増したように感じます。

音のバランスが良い方向へ変化したので、リケーブルした方が良いと多くの方々が言っていたのが良く分かりました。この場合、取り回しも向上しますし、マイナス方向への変化は感じ難い様に思います。

 

【感想とか】

他の方々のレビューでも、低価格ながらかなりの完成度・高解像度など書かれていますが、

確かに2千円以下で入手出来るリケーブル可なイヤホンとしては、かなり良いです。

また、純正ケーブルの質がアレであるお蔭か、リケーブルによる恩恵を感じやすい様に思います。

KZ社純正のアップグレードケーブルであればAmazonでもかなり安価に入手出来ますし、何なら寝かせたままの手持ちの2pinケーブルに換装するのも十分アリでしょう。

その見た目やドライバ構成からイロモノとして見られがちですが、中々のポテンシャルを秘めたイヤホンです。

低価格中華イヤホン、侮れないですね…!

 

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