【レビュー】何かと話題になった完全ワイヤレスイヤホン Crazybaby Air
- No.44
- 2017年12月24日
- 読了時間: 5分
どうも。No.44です。
それにしても最近はよくモノが届きますね。まるでクリスマスプレゼントかの様な…。
今回レビューするのは、 Makuake にて歴代1位の出資金額を調達した完全ワイヤレスイヤホン()。
という訳でCrazybaby Air についてレビューを行っていきたいと思います。
Crazybaby といえば過去には 球形スピーカー(Luna) や 磁力で浮くスピーカー(Mars) 等を出していましたね。
自分はカラバリが発表された際にシルバーを選択したのですが、最初から選択可能であった白・黒に比べて半年近く到着が遅れる事となりました。

出資価格はIndiegogoにて、89$でした。まぁ1万以下なら良いかなと。

付属品は上記の写真通りですね。スポーツスリーブは各サイズごと袋にパウチされていました。
また、USB-Cタイプのケーブル長は大体15cm程で短くなっています。
【使用感について】

イヤホン本体が薄型かつ小振りであるため、フィット感はとても良いです。
よく言われるフランケン状態にはまずならないでしょう。
本体がツルっとした感触の為、油断すると摘まんだ際に手から滑り落ちる可能性があると感じました。
これはフィットスリーブを装着すれは大分改善できるかと思います。しかしスリーブ自体に充電コネクタ部分の切欠きが無いので、充電時は外す必要がありますね。これだと余り意味が無いのでは…?
材質自体はシリコン製で柔らかいので、カッターでそこだけ切り取れば一応充電は可能です。
本体の操作ボタンは、クリック感はありますが少し強めに押し込む必要があります。
爪の先など力の掛かりやすい部位で押すと押し易い印象です。
耳に入れた状態での操作だとベストポジションからズレてしまう事もしばしば…。もう少し軽いクリックで操作できると良いですね。
バッテリー持ちについては公称3時間で実測は2時間でした。ここは事前情報に同じくでしたね。
バッテリーが切れる1~2分前位に一度、アナウンスが鳴ります。
通勤や通学の片道分なら帰りまでに一度ケースで充電すれば、十分事足りるかと思いますが、
休日の外出にこれ一つしか持ち歩かない場合はかなり物足りない容量ですね。
ここ最近出てきているTWSイヤホンは大体3時間以上の使用時間がデフォルト化してきているので、
もう少し頑張ってほしい点でした。

後はケースについてですが、完全な円形で出っ張り等無いため、多少重心の偏りはあるものの、押すだけで結構簡単に転がります。
カラビナとかキーホルダー的な感じで何かに引っ掛けられると良いと思うのですが…。
ロック機構も割と適当でどの角度からでも普通に開きます。
鞄の中で勝手に開いたりとかはまず無いので自分的には許容範囲ですね。
USBコネクタがある面の反対側にLEDが内蔵されており、充電中は黄色、充電完了で緑色に点灯します。
【接続性】
白または黒を選択し、先に Air を受け取られていた方々から散々バッシングを受けていた原因の一つが、接続性の悪さですね。
この情報から接続性については自分も期待していなかったのですが、実際使ってみると思っていたよりも悪くない。
むしろ自分の環境( Xperia Z5C )だと The Dash やBefree8 よりも良い位です。
ズボン前ポケット運用も数分に1度程度音飛びがありますが、まだ使用可能なレベル。
(上記の2台はまず使用出来ません)
また、腰より上の位置に接続機器があれば、左右を向いても音飛びは発生しませんでした。
初期ロットでない分、ある程度品質が安定してきたんですかね?
【音質について】
indiegogoのプロジェクトページでは Sennheiser IE800 と音響特性を比較して、
「Airも負けてないぞ!」的な事を謳っていましたが、実際に聴いてみると結構傾向が違いますね。
中低域の押し出しが強めのウォーム系サウンドでした。
低域についてはこのイヤホンサイズながら量感たっぷりで沈み込みもあり、迫力も十分。
ですが、音圧が強めで聴き疲れしやすい印象、長時間の音楽鑑賞には向かないと思います。
また、エッジは甘めで少し膨らみがちに感じました。ここが好みの別れる箇所かと。
中域については僅かに低域にマスクされていますが割と前に出て来ますね。
女性ボーカルやハイよりの音は少し粗い様に感じました。
高域については低・中域の主張により引っ込んで聴こえます、極端に粒立ちが悪い事はありませんが、
Liberty+ や Apollo7 と比べると結構量感や抜け感が少ないです。
あ、ホワイトノイズは特に気にならないレベルですね。流石に Befree8 程ではありません。
後、個人的に音質よりも残念に感じたのが音量調節幅ですね。スマホ音量と連動しての操作となるのですが、
1目盛りでの音量増減が大きいです。細かい調節が出来ない為、自分のベスト音量に合わせられないのです。
Earstudioでは、スマホ等とEarstudioの音量がそれぞれ独立しており、細かく音量の調節が出来たのですが、
これだと楽しめる音楽も楽しめないですね…自分は浅めに装着して耳に負担が掛からない様にしました。
【専用アプリ】
Crazybabyより、専用のアプリが出ておりアプリ内プレイヤーでの再生に限り EQ操作 が可能となっています。
他の再生アプリに設定を持ちこせないのはちょっと残念ですね。
【感想とか】
バッシングを受けていたもう一つの理由が初期不良が多い事でしたね。
(片側繋がらない、充電されない、音が聴こえないetc)
自分の Air は届いてからまだ3日程度ですが現状は特に異常無いです。今後一か月でどうなるかですね。
現状でこのイヤホンを正規価格18000円で購入するのは、正直余りオススメ出来ませんね。
今は1~2万円台でより満足度・音質の良いもの、もう少し奮発すれば各社の有名所を購入範囲に収める事が出来るので、
正規販売で1万円前半かそれ以下であればかなりデザイン・コスパ共に悪くないTWSイヤホンとなれたのかと思います。
ここ最近ほぼ毎日更新している状況ですが、着弾が落ち着くに従って更新もある程度落ち着くかと思います。
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