今乗っているバイク「KTM RC390」の紹介
- No.44
- 2018年9月1日
- 読了時間: 5分
どうも、No.44です。
今までの記事の冒頭でもバイク関連の話が挟まれていましたが、やっと愛車の紹介記事を書こうかと思います。
ど真ん中でトロフィーを持っているのが僕です。レース出場も革ツナギを着るのも初めてです。クラスは一番排気量の少ない100ccのエイプでしたが、それでも1位は1位、とても良い経験になりました。一緒に参加した方々は今後も出場したいとの事だったので、つられて自分もちょくちょく参加する事となりそうです。非常に面白かったです。
さて、本題の方に戻りますが、私6月初めにバイクの方が納車されておりました。
それが、「KTM RC390」の2017年式です。

KTMの存在は免許取得中に色々とバイクを物色していた時から知っていたのですが、軽量スポーツネイキッドのDukeシリーズやオフロード・エンデューロに強いメーカーの印象でした。
自分はファーストバイクとして、スーパースポーツ(SS)を買おうと考えていたのですが、国産のSSはデザインが滑らかというか丸みがあるというか、もったりとした印象でいまいちビビッと来なかったのですが、 RC390 を発見した時、尖ったデザインに目を奪われてしまい、それからはずっとどうやって購入するかを考えておりました。

KTMのブランドカラーであるオレンジをふんだんに使ったカラーリング、実用性と剛性を維持しつつも見せるデザインのトレリスフレーム、小さく可愛らしい丸目2燈、このバイクは好みのはっきり分かれる尖った造形をしているのが分かるかと思います。僕はこのデザイン好きです。
【スペックについて】※メーカー記載値
◆エンジン
デザイン:単気筒、4ストロークエンジン
排気量:373.2 CC
ボア:89 mm
ストローク:60 mm
KW出力:32 kW
スターター:セルスターター
潤滑:セミドライサンプ
トランスミッション:6速
プライマリードライブ:30:80
セカンダリーギアレシオ:15:45
冷却:水冷
クラッチ:PASC™ アンチホッピングクラッチ(スリッパークラッチ)、機械操作式
EMS:Bosch製 EMS ライドバイワイヤー
CO2 EMISSIONS:82
消費燃料:3.52
373CCで単気筒エンジンなのがRC390のエンジンの特徴です。普通二輪免許で乗れちゃう訳ですね。
そしてスリッパークラッチが採用されています。これは急激なシフトダウンの際に発生する、強いエンジンブレーキ(バックトルク)を緩和してくれるクラッチで、レーサーだけでなく最近はスポーツバイクにも搭載される様になってきたものです。
◆シャシー
フレームデザイン:スチール製トレリスフレーム。パウダーコート塗装
フロントサスペンション:WP製 倒立 Ø 43 mm
リアサスペンション:WP製 モノショック
サスペンションストローク (フロント):125 mm
サスペンションストローク (リア):150 mm
フロントブレーキ:4ピストンラジアルマウント固定式キャリパー、ブレーキディスク
リアブレーキ:1ピストンフローティングキャリパー、ブレーキディスク
フロントブレーキディスク径:320 mm
リアブレーキディスク径:230 mm
ABS:Bosch製 9MB 2系統ABS
チェーン:X-Ring 5/8 x 1/4"
キャスター角:66.5 °
ホイールベース:1340 ± 15 mm
最低地上高:178.5 mm
シート高:820 mm
燃料タンク容量 (約):10 L
乾燥重量:147 kg
注目すべきはホイールベースの短さと乾燥重量(オイルやガソリン等液体類を除いた重量)の軽さですね。
国産3メーカーの250ccのバイクと比べてもホイールベースが短く、かつ同じ位軽く造られています。後は急ブレーキでタイヤのロックを防ぐABSの採用、ブレンボのOEMメーカーであるBYBRE製ブレーキの採用とスペック的にも十分以上のものが使われています。
【実際に乗ってみて感じた事】

◆良い点
ワインディング等曲がり道が楽しい:軽量な車体と重心バランスの良さが相まり、コーナーでヒラヒラとバイクを倒し込めます。曲がりたい所を自然に曲がってくれる様な素直なハンドリングです。
単気筒なのに高回転まで回るエンジン:同エンジンを使用する 390 Duke よりも低回転のトルクを落として高回転寄りなセッティングとなっており、すっと吹け上がってスムーズにエンジンが回ります。回して楽しむバイクですね。
燃費が良い:トコトコと法定速度を守っていると、メーター表示で30後半~40km/L、ガソリンスタンドでの給油量から算出すると大体30km/L前後と中々燃費が良いです。高速だと大体20~30km/L程度ですね。
格好良い:良い所悪い所色々ありますが、とにかくこれに尽きます。自分のとことん好みなバイクであれば短所も愛らしく感じられるものです。
◆気になる点
純正シートが中々に極悪:クッション性の低いシートの為、長距離ツーリングだとお尻がジンジンとする事必至です。こちらはシートをオプションのクッション性の良い物(エルゴシート)に替える事やリアサスのプリロード調整である程度緩和する事が出来ます。
単気筒故の振動:自分の乗り方、ハンドルの握り方が良くないのかも知れませんが、長時間乗ると振動の影響で徐々に指先が痺れて感覚が無くなってきます。握り方を変えたり、休憩して手を休めたり、バーエンドを重い物に替えると多少はマシになるかと思います。また、振動でカウルからビビり音がする事があります。こればかりはどうしようも無いですね…ゴム製パッキンを間に挟む事で改善できるとの話もありましたが…。
タンク容量が少な目かつメーター表示が雑:タンク容量が10Lのため、航続距離は300km程度と考えるのが妥当です。大体220km過ぎた辺りからメーターにEMPTY表示が出ます(タンク残3L弱)。表示が出てからも50km以上走れたため、ある意味余裕を持って給油出来ます。
積載性が皆無:シート下に車載工具を積むスペースがあるのですが、ETCとかを入れてしまうとほぼ何も入りません。バッテリー側に工具を仕舞うという話もありますが、取り出しが非常に面倒になるので悩みどころです。
◆足付き
820mmとありますが、身長170行かない位の私が跨ると踵が着きません。エルゴシートを着けるとシートの厚みが増すので尚辛くなります…。厳しい場合はリアサスのプリロードを弱める事で沈み込む量が多くなるので多少マシになります。
大まかな概要と感想の羅列をしただけとなりましたが、見て格好良い、乗ってもっと楽しい、面白いバイクです。
この独特な造形にビビッと来た方は試乗してみても良いかもですね。

Comments