【レビュー】低価格な完全ワイヤレス化ケーブル TRN BT20
- No.44
- 2019年5月24日
- 読了時間: 4分
どうも、No.44です。
5月も半ばを過ぎて徐々に暖かい日が増えてきましたね。
今回はこちらを入手しましたので早速レビューしたいと思います。
簡単に言うと、リケーブル可能な有線イヤホンを完全ワイヤレス化出来るケーブルです。
今までにも Westone や SHURE 、中華系メーカー各社が Bluetoothリケーブル を登場させてきましたが、イヤホン左右はケーブルで繋がったものでした。左右を繋ぐ線の無いタイプでかつ2pinにも対応しているケーブルは中華系ではこちらが初出ではないでしょうか。
今回はOKCSCさんから購入しました。こちらのバイヤーさんからだと0.75mm、0.78mm、MMCXとコネクタタイプを自由に選択する事が出来ます。0.75mmが中華イヤホンの2pinと0.78mmが既存他メーカーの2pinとなっておりますので気にかけておくと良いかと。PLUSSOUNDのページの中ほどに対応メーカーがあるので参考にして下さい。⇒参考サイト
【付属品・外観について】
開封すると以下の物が付属してきます。
BTケーブル本体
充電ケーブル
取扱説明書、ワランティカード等
充電ケーブルが二股となっていますが、ケーブル左右それぞれ充電する必要があるためこの様な形になっています。完全ワイヤレスイヤホンの充電ケースの様に収納するだけで充電とはいかず、コネクタが二倍で充電の手間も二倍となっています。ここは低価格なので仕方ないのかも知れませんがちょっぴり残念な所です。出先で充電する際は付属ケーブルも持ち歩く必要がありますね。

【使用感について】
まず手持ちのイヤホンを装着してみると下の画像の様になります。ケーブル自体のサイズが小さく、耳に装着すると耳の後ろに半分程度隠れる位です。このサイズであれば殆どのイヤホンケースに収納する事が出来ます。
本体部分とコネクタ間のケーブルはシリコン製であるのでイヤホンや耳のサイズに合わせて柔軟に曲がるのでモノを余り選ばないかと思います。

操作ボタンは左右に一つずつあり、私は以下の方法でペアリング・再接続を行いました。
左右同時押しでインジケータが点灯するのを確認する
少し待つと左側のインジケータが赤青に点滅する
スマホのBluetooth接続画面から「TRN」を選択
以降同じスマホとの再接続は左右電源を同時に入れる
以上です。左側からしか音が鳴らない場合は右側のボタンを押してみるか、それでも接続が上手くいかない場合はAmazon商品ページに記載されているリセット方法を試すと良いかと。
次にペアリング中の主な操作はこちらとなっています。
ワンクリック:曲再生・停止、通話応答・切断
ダブルクリック:曲送り
トリプルクリック:曲戻し
2秒長押し:Siri、Google等各種アシスタント呼出
3秒長押し:電源OFF
ワンボタンながら結構多くの操作を行う事が出来ます。特に曲戻しがあるのは良いですね。ストリーミング再生で様々な曲を漁っている時に出会う好きな曲はもう一度聴きたくなったりするものです。ボタン自体はしっかりとクリック感があり、ダブル・トリプルクリックも特にタイミングが難しい事などはありません。
ビルドクオリティについてですが、左側のボタンだけ充電ケーブルを差したり抜いたりした際に「埋まってしまいクリック出来なくなる」事がありました。何度か繰り返すと元に戻るのですが、やはり安価なだけボタン操作は慎重に行った方が良いのかも知れません。
接続性については、遮蔽物の無い屋外でスマホをポケットに入れた状態での運用でもブチブチと音切れが起こる事はありませんでした。屋内でスマホと部屋を隔てての運用も時々接続が切れる事はありましたが使えなくはないレベルですね。一般的なTWSイヤホンと比較して同じかそれ以上の接続性が確保されているかと思います。
【音質について】
有線環境は Earstudio に純正ケーブルを装着した 64Audio U4-SE を使用して TRN BT20 とケーブル換装で比較してみました。
BT20では低音の量感や沈み込みが減って少しハイ上がりになった印象です。中高域の明瞭感も有線に比べ僅かに落ちますね。有線に比べてパワーが落ちているのではないかと考えられます。大径ドライバや多ドライバを搭載する駆動力の必要なイヤホンとは余り相性が良くない様に思います。
また、曲の静かな所や無音の所では僅かにホワイトノイズが乗った様に感じました。
静かな環境で聴きこむのには向いていませんが、モビリティを優先する方や移動中での使用などでお気に入りのイヤホンをTWSで使いやすくしたい方にはぴったりかと!4千円台で購入できる面白いリケーブルです。最近TWSイヤホンばかりで有線イヤホンを持ち歩いていないなという貴方、こちらがありますよー
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