【レビュー】左右同時伝送で安定感◎でTWSイヤホン入門に Nex Q70
- No.44
- 2019年11月5日
- 読了時間: 8分
どうも、No.44です。
実はTwitterの方では「 完全ワイヤレスイヤホン は手持ちが爆発でもしない限り買い足さない!」ときっぱり言い切ってしまったのですが、何なんでしょうねこのレビュー記事は。正直に言いますと「憧れは止められねぇんだ」と最近の中華 TWSイヤホン に手を伸ばしてしまったのでした。

(まぁ Nex audio さんからのご提供になるんですけれどね。自分はNexさんが上のナナチの様に見えてしまった訳です)
と言う訳で、今回は中華の 完全ワイヤレスイヤホン のレビューとなります。

Airpods ちっくなこちらのイヤホン、価格は4300円位ですね。上記リンク先のクーポンも使用すると10%OFFと更にお安くなります(記事投稿時点)。
Amazonに並ぶ中華系イヤホンの特徴が、まず「商品名に関連ワードがずらり」と言う所。これだけでも中華かそれ以外か結構判別できます。と、うんちくにもならない小言は置いておいて商品を開封していきましょう。
【付属品・外観について】
今回は写真に定規を添えてみたのですが、大体10cmと外箱はコンパクトに纏まっています。見え辛いかも知れませんが裏面の表記が半角カタカナで文字化けみたいになってしまっています…。ちょっとびっくり。箱を開けるとケースと付属品がみっちり収まってます。
イヤホン本体
充電ケース(USB-typeC)
S/M/Lサイズイヤーピース
充電ケーブル(USB-typeC)
取説(英語&中国語)
※コンセントに刺す充電アダプター等は自前で用意して下さいね。
まずケースについてですが、今回ホワイトを選択しましてケースはシルバーの艶消し塗装になっておりそれ程チープな印象は受けませんね。上蓋に印字されたメーカーロゴも主張し過ぎずで良いのではないかと思います。商品ページの写真よりはテカテカせず落ち着いた雰囲気です。サイズは大体で75*32*35mmと手のひらにすっぽり収まる程小ぶりです。重さも60gとそれほど感じませんし上着のポケットに忍ばせられます。あと寒い日に触るとひんやりとしますね。金属素材なんですかね。

次にイヤホン本体、プラ製の筐体で Airpods の様に一部が棒状ににゅっと飛び出した形状です。その先端はシルバーでマイクやLEDインジケータが見えます。LEDインジケータは下側で顔正面から見ても点滅が見え辛いので比較的目立たないかと思います。
【スペックや使用感について】

・イヤホン本体について、まず装着感は自分の耳にはよく合いました。先端のイヤーピース部分で耳穴を覆い、耳穴の次の窪みに筐体が自然にすぽっとハマります。ぎっちりと固定する感じは余りありません。初めての方は耳穴に差し込んだら棒状の飛び出す部分を持って自分の耳にぴったり収まる角度を探してみると良いと思います。また片側が4.5gと軽量なのもあり歩行中や軽い運動でもズレたりしません。
他社のイヤーピースを装着する事も出来なくはないですが、僅かにステム径が小さい様に思います。(Final Eタイプにて確認)ステム長も短くケース内のスペースが小さいので他社製イヤピだと干渉して収納が出来なくなる可能性がある事も考慮した方が良いと思います。
※ステムはイヤーピースがイヤホンにハマる部分だと認識して頂ければ大丈夫です。

・ペアリングについて、初めての方でも分かりやすい方です。ケースから両イヤホンを取り出すだけで自動的に電源がONとなり左右イヤホンのペアリングが行われます。少し待ってからスマホ等のBluetoothをONにして「Q70」を含む機種とペアリングすれば良いだけです。次回からはスマホ側のBluetoothをONにしていれば自動的に接続されるようになっています。電源を切る時はケースに戻せば買ってにOFFし充電を開始してくれます。
・接続性について、今まで買って試してきた 完全ワイヤレスイヤホン の中でもかなり接続性が良い方です。とりあえずスマホを机の上に置き、家(木造二階建て一部吹き抜け有)を歩き回ってみましたが時々音楽がブチッと途切れる事はありますが何度も酷く切れたりはしませんでした。比較的都会の街中での使用も信号機で時々途切れる位ですね。これは新しいBluetooth5.0チップと左右伝送方式(イヤホン本体の左右それぞれがBluetooth信号を同時に伝送する)を採用されている事が大きいのではないかと思います。

・操作感について、こちらはタッチセンサー搭載タイプで指で触る事で各種操作を行えます。反応部分は頭側面から見える所ほぼ全てですね。側面からトントンッと少し強めに触ってあげれば反応します。個人的に操作は「慣れれば簡単」レベルかと思います。
2回タップ:音楽再生&停止、電話応答&切断
右側3回タップ:前の曲に戻る
左側3回タップ:次の曲に進む
2回から操作出来るのは多分誤ってタッチしてしまった時に敏感に反応してしまわないようにする為の処置かと思います。タッチ反応時は2回で「ピン」、3回で「ピンピン」と音が鳴ってくれるのでどの操作か判別しやすいですね。少し強めにメリハリをつけてタッチするのがポイントです。
・充電ケースについて、バッテリー容量が360mAhでイヤホン側が両方合わせて110mAhという訳で3回ほど満充電する事が出来ます。イヤホン側が一度の充電で6時間も使えるみたいですので3回分も充電出来れば数日は持つ事でしょう。別の同型機種の説明にはロールスワッピング機能が備わっており、左右のイヤホンのバッテリー劣化の偏りを自動的に抑えてくれる効果があるみたいです。ケースにはマグネットが入っておりイヤホンを収納する時もパチッとハマってくれます。取り出す時に邪魔にならない磁力で丁度良い塩梅に感じました。他にはバッテリー残量を表す5目盛りのインジケーターが付いています。点滅が充電中を示しており、イヤホン左右で別々のLEDが点滅します。充電残量が真ん中の三つですかね…ちょっと分かり難いかも。そしてケースの充電用コネクタはUSB type-Cとなっています。
蛇足ですが、毎度なんで右側にL側イヤホン、左側にR側イヤホンが充電出来るように配置されているケースがあるのかと不思議に思っていたのですが、どうやら人間工学的にその方が取り出しやすいとの情報をTwitterにて見掛けました。これを意識して試してみると確かに取り出しやすい気がする…そういうものなのかと(勝手に)納得させて頂きます。
【音質について】

※上の表は音の量感を表したグラフで、高いほど高音質と言う訳ではないのでご注意下さい。
【低域】
音の輪郭はそこまではっきりとしておらず量感は多めです、圧もありつつふわっと広がる柔らか目の低音でした。しかしボワつきはそんなに感じず、中高域をほんの僅かにマスクする程度に収まっている印象です。 Crazybaby Air Nano の低域の広がりは頭の外まで広がる印象なのですがこちらは頭内に収まって鳴る印象です。
【中域】
それほど粗さは感じませんね。位置的にはベース等の低音の少し後ろで鳴るような印象です。ボーカルはウェットとドライの中間位で音の量感は少な目で線の細い感じもありました。
【高域】
すぐに分かるようなパーカッション類の頭打ち感はありません。煌めき感はないですね。ハイハットだとチッチッとシッシッの間位で弾ける印象です。量感的には中域と同じか少し少ない位かなと感じました。
【全体】
環境はXperia Z5Cで AptX コーデックでの試聴になります。
音の傾向は低域>中域≧高域の弱ピラミッドなバランスに加えて温かみのある印象、人によっては弱ドンシャリと言う方も居るかも知れません。やはり低音がしっかりと鳴るので外で歩いたり走っても低音がしっかりと聴けます。低音は柔らか目で高域に近付くにつれて音が硬くなっていくかも。解像感はこの価格や性能を考えればかなり頑張っている方ではないかと思っています。明瞭感やすっきりとした印象はそこまでありませんが音圧がありエネルギッシュで、色々なジャンルを楽しく聴けるかと。

【感想とか】
中華完全ワイヤレスはこれで2個目となりますが、価格を考えるとコスパの高さは流石ですね。出してすぐ音を聴いて「普通に悪くない音じゃん!」と感心させられてしまいました。この価格なら紛失してもそこまでお財布や精神へのダメージは無いですし、友人へのプレゼントやTWS布教にはもってこいかと思いました。まさしく入門用に向いているイヤホンの一つでしょう。有線イヤホンも中華系は低価格で比較的高音質なものが多くあり、近頃若い層に音質に拘る方々が増えてきた様に感じるのもこういった手を出しやすい存在が大きいのではないでしょうかとふと思う事があります。
新規の方の裾野を広げた一因もあるんじゃないかなぁと。
IPX8の完全防水完全ワイヤレスも中華にはあるとの事なので、いつかは購入してお風呂でイヤホンしながら音楽を聴くという背徳的な体験が出来るのではとワクワクしてきました。でも節制は継続しなければ…!
後時々見かけるのですが、CVCノイズキャンセリングはあくまでも通話中の雑音をカットするだけで、常に外の音を消してくれる機能( SONY や BOSE のアクティブノイズキャンセリングなど)とは関係が無いのでご注意くださいね。⇒参考サイト
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