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  • No.44

【レビュー】ADV. MODEL X PLUS グラフェン奏でる大らかな低域

どうも、のんよしです。


今回はこちらの完全ワイヤレスイヤホンをレビューしたいと思います。


こちらのイヤホン、Twitterのプレゼントキャンペーンにて当選しまして入手しました。ADV. JAPANさん、ありがとうございます。最近何かとレビュー依頼を受けたり商品が当選したりと物の運には意外と恵まれている私です。価格はAmazonにて8990円でワイヤレスの中ではエントリーからミドルクラスの間の価格帯に位置しています。

グラフェンドライバー搭載のTWSというと私が過去に所有していたTWS、Crazybaby AirとCrazybaby Air Nanoを思い出します。どちらもゴリゴリのベースサウンドが売りでEDM等を思い切り楽しめるのが非常に楽しかったですね。

MODEL X PLUSはどんなサウンドなのでしょうか、これからレビューをしていきたいと思います。

 

【スペック】

ADV MODEL Xの後継機にあたるのが当イヤホンで前作から様々な点がブラッシュアップされているとの事。

  • マグネティックケースの開閉

  • 充電ポートがUSB-Cに変更

  • Qiワイヤレス充電に対応

  • 左右のモノモードに対応

  • リセット不要

  • 信じられないほどの音質

その他基本スペックはこちらをご覧下さい。


【使用感】

  • タッチセンサーの感度は若干もっさりとした反応です。ワンタップでもダブルタップでも操作音は1度(ピッ)しか鳴らないのでちゃんとタッチ出来たか少し不安になります。筐体側面全てがタッチセンサーなので真ん中あたりを軽く触ってやれば反応するので操作自体はやりやすいと思います。ホールドで音量調節機能があるのは非常にありがたいですね。意外とイヤホン本体で音量調節が出来るTWSって少ないんですよね。

  • ケースのサイズは非常にコンパクトでポケットにも気軽に放り込めて持ち歩きに適しているのですが、イヤホンを収納した状態でケースを閉じるとほんの僅かに蓋に浮きがありました。マグネットケースなのでそのまま簡単に開いてしまう事は無いのですが精神的にちょっと心細く感じます。ちなみに蓋の開閉部分だけマグネットでイヤホン本体にはマグネットは内蔵されておらず吸い付く様に収納されることは無いのでご注意を。

  • フィット感は筐体が楕円形でとても小振りなので耳のくぼみにしっかりと収まりかなり良好です。かなり耳の小さい方でもしっかりとしたフィット感を味わう事が出来ると思います。余程小さい耳でもない限り耳からはみ出る事も無いのでちょっとやそっとの運動ではまず外れる事は無いかと。初期のイヤピだと緩めなフィット感だったのでワンサイズ大きいものを使用しています。

  • 接続性は悪くないです。親機をポケットに入れて遮蔽物の少ない外を歩いていても途切れたり等はほぼありませんでした。

 

【音質について】

※上の表は音の量感を表したグラフで、高いほど高音質と言う訳ではないのでご注意下さい。大体50時間程度鳴らした時点での傾向になります。


【低域】

このイヤホンの魅力の1つと言っても良いでしょう。ふくよかで柔らかく量感感じられる低音です。悪く言うと制動の甘い締まりや輪郭の甘い低音ですが曲の土台をしっかり担ってくれています。キックがドフッドフッからボフッボフッの中間くらいの鳴り方です。若干下品な低音ですが食でいうジャンクフードの様な中毒性も持ち合わせていると思います。ベースに包まれる様な感覚を覚えます。広がりはそこそこでサウンドステージは狭めな印象です。


【中域】

低域にマスクされがちです。そこまで引っ込んでいる感じはありませんが解像感も少し甘めで粗く感じます。ボーカルは優しくウェットな印象。歯擦音などの刺さりは皆無です。暑苦しさというか空気感も感じられるので女性より男性Voの方が合うと思います。


【高域】

量感的には中域と同じかそれよりも若干少な目な印象です。突き抜ける様な伸びや煌き感はほぼなく必要最低限を鳴らしています。量感は少ないんですが意識的に音にフォーカスすると意外とドライで素直な出音に感じますね。若干頭打ち感があるのは否めません。


【全体】

傾向としては低>中>高なピラミッドバランスなサウンド。全体的にメリハリは甘めで柔らかく刺激が少ないのでリラックスしたい時にも向いている気がします。解放感はなくギュッと詰まった塊感ある音ですね。人によっては詰まっている・籠っている様に感じられるかも知れません。徒歩やジョギングなど低音がマスクされがちな環境では低域が負けずに出てくれるので丁度良い塩梅にも感じられます。やはり低音が売りなのでEDMやPOPS、ベースが気持ち良い曲と良く合うかと思います。

Crazybabyのイヤホンたちに比べると低域のゴリゴリ感が甘くなった感じがします。量感としてはそこまで変わりませんがベースの輪郭のはっきり度合が違うように感じました。

 

低音強めで優しく柔らかいサウンドなので外出中やベースに浸りたい時にぴったりだと感じました。私もウォーム系サウンドが結構好きなのでいや当たって良かったなぁとつくづく思うのでした。

過去の経験からグラフェンドライバは鳴らし込みでどんどん音が耳に馴染んでいくドライバなので最初の印象が微妙でも気長に使ってみる事で徐々に愛着が湧いてくると思います。価格も比較的良心的なので気になる方は是非特攻してみて下さい!


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どうも。 タイトルの通り、去年3月頃よりブログをWixからはてなに変更してレビュー記事などを書いております。 今後の記事更新は新ブログの方で行っていきますのでお見知りおき頂ければ幸いです。

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