ここ最近のEarstudioファームウェア事情
- No.44
- 2019年9月25日
- 読了時間: 6分
どうも。No.44です。

今やすっかり有線イヤホンのお供になっている自分の Earstudio ES100 ですが、本日ようやくファームウェアのアップデートをしてあげました。
やるやる思っていて1年以上も中々手を付けていなかったので、その間に沢山のアップデートがあったみたいです。(13回もの更新がありました)
結構な回数ありますね。
アップデート方法については現状の最新版に合わせて微調整した過去記事がありますので、そちらを参照下さい。関連記事も是非。
それでは機能の情報整理も兼ねて簡単に更新内容を羅列していきたいと思います。(v1.1.4の次から掲載)
基本的にGoogle翻訳多用なので雑な所は目を瞑って頂けると幸いです。
◆1.1.7 (March 20, 2018) - Improved the accuracy and linearity of battery level report
⇒バッテリー残量レポートの精度と直線性の改善。Earstudioアプリで見れるバッテリー残量の表記が改善されたって事でしょうかね。 - Improved the precision of iOS battery level widget
⇒iOSバッテリーレベルウィジェットの精度改善。画面上のステータスバーに表示されるBluetoothデバイスのバッテリー残量の精度改善かと。 - Adjusted initial volumes in USB OTG connection with some Android devices
⇒一部のAndroidデバイスとのUSB OTG接続(USBケーブルでの直接接続)の初期ボリュームを調整。
◆1.2.0 (May 8, 2018) - Crossfeed DSP feature added
⇒クロスフェードDSP機能の追加。曲の繋ぎが滑らかになったりする感じかと。 - Microphone loopback during a voice call added (self-hearing through ES100)
⇒音声通話中のマイクループバックの追加。通話中の自分の声を同時に聞けるとかでしょうか。知識不足ですみません。 - Auto power off on USB charger connection (optional) added
⇒USB充電器接続時の自動電源オフオプションの追加。今までは充電する際に毎回 ES100 の電源が入ってペアリングしているスマホと勝手に接続されちゃって毎回電源を切る必要があったので地味にありがたい機能ですね。 - DFU support for macOS
⇒macOSのDFUサポートという事でmacOSでも ES100 のファームウェアのアップデートが行えるようになった訳ですね。 - Minor improvement in the voice call microphone quality
⇒音声通話マイクの品質のわずかな改善。 - Minor improvement in Ambient Mode latency
⇒アンビエントモードレイテンシ(遅延)のわずかな改善。
◆1.2.1 (May 16, 2018) - Minor bug fix on the mic. gain control
⇒マイクとゲインコントロール(感度等)のバグ修正。 - Increased max. crossfeed range
⇒クロスフェード範囲の最大値の増加。1.2.0のDSP機能周りの更新ですかね。 - Added the buffer length control option
⇒バッファ長制御オプションを追加。この量(バッファ長)が多いと通信環境が良くなくても遅延も長くなりますが途切れにくくなります。それ位の認識で大丈夫かと。 - Auto reset on abnormal device freezing
⇒デバイスの異常やフリーズ時に自動リセット機能を追加。
◆1.2.2 (Jun 15, 2018) - Added LED control options
⇒LEDインジケータの点灯オプションの追加。アプリから色を変えたりずっと消灯させられる様になりました。 - Minor stability enhancement
⇒接続安定性等マイナーな強化。
◆1.3.0 (July 8, 2018) - Sony LDAC support (44.1/48/88.2/96KHz @ 24-bit)
⇒SONYの独自BTワイヤレス通信規格LDACに対応。Xperia民は歓喜する事でしょう…!
⇒バッテリーを充電するときに80~90%程度まで抑えて充電する事で、バッテリーの寿命を最大化する機能みたいですね。長く使いたい方にもやさしい機能です。 - Added Auto Power On/Off upon the presence of USB power
⇒USB電源がある場合の自動電源ON/OFF機能の追加。
◆1.3.1 (July 19, 2018) - Added L/R Trim volume
⇒アプリでイヤホン左右の音量を調整出来る様になりました。聴覚にバラつきのある方にもやさしい機能ですね。
◆1.3.2 (July 25, 2018) - Fixed a bug on trim volume
⇒トリムボリュームのバグを修正。 - Changed the Analog Volume Min. to -60dB (for high sensitivity IEM)
⇒アナログボリュームの最小値を変更。-60dBと高感度IEMへの対応みたいです。
◆1.4.0 (September 13, 2018) - Fixed occasional multi-point pairing fail issue
⇒時折発生するマルチポイントペアリング(複数機種の同時接続機能)が失敗する問題を修正。 - Optional 2nd device reconnection
⇒任意の2代目のデバイスの再接続が可能。 - Added USB DAC 44.1KHz support
⇒USB DACモードでの44.1kHz出力をサポート。 - Added USB DAC 24-bit support (macOS only)
⇒macOSのみ、USB DACモードで24bit出力をサポート。 - Added max. volume limit option
⇒最大ボリュームのリミッターオプションを追加。アプリから弄れます。 - Added EQ headroom option
⇒EQ機能にヘッドルームオプションを追加。イコライザで特定の帯域を持ち上げすぎるとクリッピングやサチュレーションを引き起こす可能性があるので、意図的にアンプのゲインを下げてそれを防止する的な機能です。EQ使わない自分は余りお世話にならないかもですね。 - HFP option (for the old Android device)
⇒古いアンドロイド端末向けにHFP切り替え機能を追加。HFPはHands-Free Profileの略で電話の発着信に関するものみたいですね。使用端末で発着信が上手くいかない時に使えるかと。 - Minor bug fix on voice call volume control
⇒音声通話の音量制御に関するマイナーなバグ修正。 - Better antenna sharing with Wi-Fi
⇒Wi-Fiによるアンテナ共有の改善。Wi-Fi電波との混信とかの防止なんですかね…?
◆1.4.1 (September 13, 2018) - bug fix on aptX HD shuttering issue with v1.4.0
⇒v1.4.0での aptX HD の切断問題のバグ修正。
◆1.4.2 (September 17, 2018) - bug fix on EQ preamp gain with v1.4.1
⇒v1.4.1でのEQプリアンプゲインのバグ修正。
◆2.0.0 (November 5, 2018)
- upgraded to Bluetooth 5.0 from v4.2 Although Bluetooth version is nothing to do with sound quality, the new stack firmware of BT 5.0 would provide a more secure and stable BT operation.
⇒Bluetoothのバージョンがv4.2からv5.0にアップグレードされたみたいです。(また一つ進化しましたね…)主に安定性の向上に繋がっているとのこと。⇒【Bluetooth5.0】旧バージョンとの違いや「Bluetooth5対応」の意味とは?
- Enhanced EQ filter precision (double precision)
⇒EQフィルターの精度向上。より細かい帯域幅でのゲイン調節が可能になりました。ワイドとナローの2種類があります。
- Minor bug fixes
⇒細かなバグ修正。
◆2.0.1 (November 8, 2018)
- fixed occasional freezing issue when changing EQ filter preset
⇒EQフィルタープリセットを変更する時のフリーズ問題を修正。 - 2.5mm 1x voltage mode output volume level adjustment 3.5mm 1x, 2x current mode and 2.5mm 1x voltage mode now provide the same output level at a give analog volume.
⇒3.5mmでの使用電流レベル及び、2.5mm接続での使用電圧レベルを1倍と2倍で変更出来る様になったみたいです。ハイパフォーマンスを出す時は出力を強めるといった使い方が出来るって事ですね。
◆2.0.2 (January 2, 2019)
- Changed power on button press time (2 seconds)
⇒ボタンでの電源ON時間を2秒に変更。
- Fixed occasional 3.5mm jack detection error
⇒時々発生する3.5mmジャックの検出エラーを修正。自分の ES100 でもたまに発生して電源点けたのに音が鳴らないなんて事があったのですが修正されたんですね。点け直しの手間が減って良かったです。
はい、以上になります。2019年1月の更新で止まってます。細かい点も含めて大幅な修正と機能追加が行われたみたいですね…。個人的に気になる所は太字や色を変えましたので参考にして頂けると幸いです。
初期ファームウェアに比べて格段と使い易くなった現行 Earstudio、気になっている方は今から購入しても遅くはないかと。
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