top of page
  • No.44

【レビュー】intime SORA 碧 Light (2019)私的低価格定番ホンの実力は…

更新日:2021年5月18日

どうも、のんよしです。

今回はこちらのイヤホンの方をレビューしていきたいと思います。


intime SORA 碧 Light (2019Edition)

こちらのイヤホン、試聴した頃からポタオデ初めての方におすすめ出来るイヤホンとして度々推してきたのですが、「そもそも推す人間が所持していないのはどうなのか」という話と「気軽に会社に持ち出せて音も良いスーパーサブなイヤホンが欲しい」という思惑が一致し今回購入する運びになりました。言うまでもありませんが価格は4200円程度です。この安さが気軽にポチってしまう危険なトラップなんですよね。


スペックについてはこちらをご参考下さい。

 

【使用感について】

よくある一般的なカナル型で小さく丸っこい筐体が可愛らしいです。フィット感も悪くなく金属筐体ながら軽量なので歩行でもずれてくる心配は無いかと思われます。ケーブルはストレートタイプで若干癖が付きやすくタッチノイズも大き目なのでここは残念。しかしやろうと思えばシュア掛けも出来る形状なので気になる方はそちらで装着すると良いでしょう。IEM型によくある撚り線タイプなら上記問題も大分解決されたかと思いますが価格が価格なので仕方のない所…音については自分の耳穴サイズに合ったイヤーピース選びが重要です。私は通常Mサイズのイヤピをよく選ぶのですが、SORAについてはワンサイズ下の方がより低域を楽しめる印象でした。DDドライバが上手く動かないとやせ細った音になるのでそれを目安に調整すると良いでしょう。

 

【音質について】

※上の表は音の量感を表したグラフで、高いほど高音質と言う訳ではないのでご注意下さい。環境はWalkman A100直接続です。


【低域】

量感は必要十分に確保されつつ、締まりやベースの芯もしっかりあり良い塩梅です。解像感はそこそこに若干ふわりと包むウォームな低域です。DDらしいドンドンと程よく弾む感じもありますがブーミー過ぎず上手くチューニングされています。


【中域】

他の帯域に比べると若干量感は少ないですが低域などにマスクされてしまう感じはなく、しっかりボーカルが前に出てきます。歯擦音は刺さるかのギリギリのバランスでチューニングされています。程よく瑞々しさもあるドライとウェットの中間位の鳴り方。


【高域】

セラミックツイータVSTのお陰か小気味よく繊細な鳴り方な印象です。粒が細かくシリシリ、シャンシャンとシンバルを始めパーカッションの弾ける音が鳴ります。明るい鳴り方ですが響きみたいなものは少な目ですね。


【全体】

分かりやすく楽しい弱ドンシャリなバランスに仕上がっています。中域が若干量感少な目なのでメロディ帯を弱く感じる方も居るかも知れませんが低域と高域が元気なのでノリ良く聴かせてくれます。とは言え全体的な音の癖も無く纏まりも良く、この価格でこの音の完成度は流石と感じさせてくれます。ボーカルはしっかり真ん中で鳴りますが各種楽器の位置が分かる様な定位の良さは価格なりな印象です。まだ鳴らして余り多くの時間も経っていないので今後のエージングでどう変化してくるかも楽しみなイヤホンですね(セラミックツイータにもエージングの概念はあるのでしょうか、気になります)。

最後まで閲覧頂きありがとうございました。


0件のコメント

最新記事

すべて表示

【お知らせ】ブログ移転について

どうも。 タイトルの通り、去年3月頃よりブログをWixからはてなに変更してレビュー記事などを書いております。 今後の記事更新は新ブログの方で行っていきますのでお見知りおき頂ければ幸いです。

最新情報をメールでお届けします

メールアドレスを入力してください:

bottom of page